【NBA】New 76ers始動(19-20プレシーズンマッチ)

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New 76ersのスターティングラインナップ

今オフのNBA移籍市場は過去最大級の盛り上がりと驚きを関係者とファンにもたらせました。

クリッパーズ、レイカーズ、ネッツの移籍市場ビッグ3には及びませんが、76ersも昨シーズンのプレーオフから大きくメンバーが入れ替わっています。

まずはスターティングラインナップですが、NBAトップクラスのラインナップと言われた5人からJJ・レディックとジミー・バトラーが抜けました。JJ・レディックはNBAトップレベルの3ポイントシューターで、ジミー・バトラーは攻守ともにオールスタークラスかつ稀代のクラッチシューターです。このふたりが抜けてしまったのは痛いです。なんせ、76ers唯一ともいえるピュアシューターと第4Qラストプレイのファーストオプションが抜けてしまうのですから。

しかし、代わりに獲ったプレーヤーがすごかった。

ジョシュ・リチャードソンとアル・ホーフォード。

ジョシュ・リチャードソンはNBA屈指のディフェンス力を誇るシューティング・ガードです。ディフェンスが弱点だったJJ・レディックの代わりに76ersのディフェンス力を大きく底上げしてくれることでしょう。得点力も昨期平均16.6とレディックの18.1とそこまでの差はありません。まだ若く、3ポイントも打てるようになってきていることから、さらなる成長も期待できます。

アル・ホーフォードはベテランのオールスターセンターです。彼もまたディフェンスに秀でていて、ヤニス・アデトクンボをはじめNBAトップ級のビッグマンと相対しても引けをとりません。オフェンスでもパス&キャッチからの3ポイントやアシスト、スクリーナーなども問題なくこなす幅広いプレーができます。

このふたりにベン・シモンズ、ジョエル・エンビード、トバイアス・ハリスの三人を加えたスターティングラインナップは、依然としてNBA屈指のスターティングラインナップと言えると思います。

New 76ersの控えラインナップ

昨季は控えPGとしてマーケル・フルツとTJ・マッコネルがいました。しかし、かつてのドラ1であるマーケル・フルツは負傷によりシーズン途中から試合に出ておらず、トレードとなってしまいました。自然、控えPGはマッコネルが一手に引き受けていましたが、そのマッコネルを放出して、トレイ・バークとハウル・ネトというふたりのPGを獲得しました。控えPGとしては十分なメンツでしょう。

Fは、ベテランのマイク・スコットとジェームズ・エニスⅢをはじめ、ザイール・スミス、フルカン・コルクマズ、ジョナ・ボルデンと若手が続きます。ドラフト一巡目指名のマティス・サイブルも含め、若手の成長が必要でしょう。昨季76ersでプレーした若手の誰かひとりでも一皮むけて活躍してくれればだいぶ違うと思います。逆にそれがないと、主力への負担が大きくなってしまいますし、主力がけがなどで離脱した時に一気に順位を落としてしまう恐れがあります。

Cの控えは昨季と比べて唯一明確に手薄になったといえるポジションでしょう。ペイサーズからカイル・オクインを獲得しましたが、マリヤノビッチ、モンロー、アミア・ジョンソンといった縁の下の力持ちがこぞってチームを去ってしまった影響は小さくない気がします。シーズン中に補強するかもしれませんが、最低あとひとりはCが欲しいなと思います。今は新人のノーベル・ペレのディフェンスとリバウンドがある程度通用することを願うばかりです。

19-20の76ers

波乱の移籍市場の結果、76ersは依然としてNBA屈指のスターティングラインナップを保持しつつ、ディフェンス力の大幅な向上に成功したと言えるでしょう。懸念は3ポイントショットですが、パス&キャッチからならハリス、ホーフォード、リチャードソン、マイク・スコットあたりが期待できます。プルアップの方は・・・現時点ではリチャードソンとハリスのさらなる飛躍に期待でしょうか。

あるいは、ベン・シモンズ。

76ersが誇る大型PGですが、唯一の弱点がシューティングです。昨季平均16.9の得点のほぼすべてがペイント内あるいはペイント付近によるもので、3ポイントショットにいたってはデビュー以来一度も成功してません。3ポイントショット自体も昨期はおそらく数本程度しか放っていないでしょう。

そんなベン・シモンズですが、先日のプレシーズンマッチで誰もが驚愕するプレーを見せました。

そう、3ポイントショットです。

中国プロチームとの一戦での出来事です。第2Qのラストプレー、右ウィング3ポイントライン後方でドリブルしながら時間を消費していたシモンズは、頃合いを見計らうとおもむろにショット態勢に入ります。相手ディフェンダーは慌ててチェックしにきましたが、シモンズらしからぬスムーズかつきれいなフォームから放たれた3ポイントショットは、カリー顔負けの高くきれいな弧を描いてリングに吸い込まれました。

その瞬間、ベンチは優勝したような騒ぎ、アリーナのファンは総立ち、実況は大興奮、リプレイ映像は何度も、Twitterにも動画が上がる、といった盛り上がりです。その試合の序盤でフリースローを2本外した時、今年もシューティングはだめかなあと思っていた矢先の出来事したので、私も目を疑うほど驚きました。先日のホーネッツ戦では3ポイントショットを打ちませんでしたが、あのショットを見てしまったら、いやが上にも期待は高まってしまいます!

ベン・シモンズはドリブルのスキル、クイックネス、スピードとどれをとっても一級品なので、3ポイントショットのスキルが上がれば、プルアップも問題なくできるでしょう。

昨季プレーオフで各チームが行った76ers対策の多くは、シモンズに外のショットがないことが前提になっています。シモンズがピュアシューター並みとは言わなくても、そこそこ3ポイントが打てる、またミドルショットもあるとなったら、76ersの死角はなくなるでしょう! (すみません、かなりひいき目が入っています・・・)

シーズン開幕となるセルティックスとの一戦が待ち遠しいですね。奇しくも昨年と同カードで、その時は負けていますから、ぜひともNew 76ersで雪辱を果たしてほしいです!

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